2024年 第3回勉強会 開催「脳とカラダのイキイキ PLATINUM Lab in 慶応三田」

2024年11月15日、慶應義塾大学三田キャンパスにて、Team PLATINUM主催の第3回勉強会を開催しました。Team PLATINUMは超高齢社会について考えるチームで、昨年は湘南藤沢キャンパスで一般市民を対象にフレイル予防セミナーとキャンパスウォーキングを開催しました。今回は会場を三田キャンパス北館ホールに移し、「認知症および軽度認知障害(MCI)」をテーマにした勉強会を実施しました。

勉強会では、本コンソーシアムの幹事会員であり、慶應義塾大学SFC研究所の上席所員でもある株式会社白寿生科学研究所の黒井俊哉氏が、「認知症・軽度認知障害(MCI)」について講義を行いました。まず、介護保険法で定められている認知症の定義を紹介し、そこで示されている「認知機能」とは何かをわかりやすく説明しました。続いて、クイズ形式を交えながらアルツハイマー型認知症に関する知識を深め、最後に軽度認知障害(MCI)と認知症の違いについて詳しく解説しました。

 

次に、「脳がイキイキする運動」と題して、全国ラジオ体操連盟の指導委員である藤元直美氏が、椅子に座ってできる脳トレと体操を指導しました。その後、「ラジオ体操第1」の正しい動き方を紹介し、参加者全員で実際にラジオ体操を行いました。誰もが一度は経験したことがあるラジオ体操ですが、正しい方法で行えている方は意外と少ないかもしれません。参加者の皆さんはとても楽しそうに取り組まれていました。

 

 

最後に、「脳がイキイキする栄養」と題し、本コンソーシアムの幹事会員で、ビューティー&ウェルネス専門職大学の押田恭一医学博士が、メンタルヘルスと栄養の関係について講義を行いました。最新の栄養学のエビデンスに基づき、栄養面から認知症および軽度認知障害(MCI)の予防方法をわかりやすく解説しました。参加者の多くは熱心にメモを取られ、学んだことを日常の食事に取り入れたいと話していました。

 

今年も、普段訪れる機会が少ない慶應義塾大学のキャンパスで開催することで、参加者の脳が活性化したことと思います。参加者の中には慶應義塾大学の卒業生もおり、久しぶりの三田キャンパスに懐かしさを感じている方もいらっしゃいました。来年も引き続き開催を予定しており、詳細が決まり次第ご案内いたします。ご興味のある方はぜひご参加ください。