多様なモバイル、ウェアラブル、IoT機器の登場と各種センシング技術の発達によって我々”人間”や”世界”についての多様な情報を取得できるようになってきています。2020年は、耳に装着する「イヤラブル」デバイスをはじめとして、新しいウェアラブル機器の登場・普及が見込まれ、ICT/AIによる、我々の健康/QoL/Well-being促進のための行動変容技術がより一層発展すると考えられます。

今回1/17(金)、英国Nokia Bell Labsの所長/オランダTU Delftの教授であり、イヤラブル・コンピューティング・システムの研究を世界的にリードするDr. Fahim Kawsar氏を基調講演にお招きし、慶應義塾大学SFC、地域IoTと情報力コンソーシアムと健康情報コンソーシアム合同でのワークショップを開催いたしました。

  • 基調講演
    “Wearables, IoT and You – The Compelling World of Augmented Perception”
    Dr. Fahim Kawsar
    (Director, Nokia Bell Labs Cambridge, UK) (Professor, TU Delft, Netherlands)

  • KDDI総合研究所におけるモバイルデバイスを活用した行動変容研究の取組みについて」
    多屋優人
    株式会社KDDI総合研究所 統合分析プラットフォームグループ 研究主査
  • 「医療機器とIoTヘルスケアの架け橋~体温変化という健康指標の可能性」
    田中彩諭理
    株式会社HERBIO CEO
  • 「感情的返答生成を伴う適応型対話システムの実現」
    片山晋
    慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
  • モバイルコンピューティングによるエモーショナルイーティングの推定」
    栄元優作
    慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科

約50名の参加者の皆様も含めたディスカッションが行われました。機械学習モデルが各所で動作するモバイルコンピューティング・システムにおけるシステムのアーキテクチャに関する議論、行動変容研究の実際に関する議論、新型デバイスと計測にに関する議論など、活発な質疑応答が行われました。

当日の配布資料については、近日中に健康情報コンソーシアム会員エリアにて共有予定です。